あと数日で、いよいよ4月を迎えます。
新年度のスタートという訳ですが、建築の業界に属しています弊社は戦々恐々としております。
というのも、4月1日からをもって、ありとあらゆる建材等が値上げラッシュとなるからです。ほとんどのモノが、堰を切ったかのように怒涛の値上げに舵を切ります。
正直なところ、勘弁して欲しい~という気持ちです。
令和3年度は、新型コロナウィルスの影響で未曽有のウッドショックを弊社も経験しました。木材に構造材の不足による高騰は、弊社の想像を遥かに超えるものでした。
コロナ禍によるウッドショックが引き金になったとまでは分かりませんが、いろんな建材が値上がりをし続け、運送費・原油高を理由に二度、三度と値上がりする建材まで出てきています。
そして、4月に入ると再び値上げするというアナウンスを受けています。
この流れは建築に関する建材だけではなく、日用品や食料品に至るまで様々なものに波及しています。そして、ロシアによるウクライナ侵攻という世界情勢がさらなる物価高に影響しそうです。
毎日の生活に欠かせない日用品や食品、ましてやガソリンに灯油。徐々に徐々に家計を苦しめ、この先どうなるかが読めない経済状況です。
建築業界ともなると、価格が価格なだけに、すごい金額となってしまいます。
通常なら1,000万でできたものが、1,250万~1,350万。2,000万でできてたものが、2,500万~2,700万。3,000万のものが、3,750万~4,050万にもなっています。
できる限りコストコントロールにも努めてきましたし、調整も試みてきましたが、それすらも限界を感じ、難しくなってきました。
2022年はとても厳しいものとなりそうですが、できることを可能な限りの範囲の中で、いいモノを創り上げたいと心掛けを忘れず、新年度を乗り切りたいと思います。