先日、築12年になるお施主様からシロアリ防除のご相談を受けました。キッカケは、羽アリが飛んでいるのを見掛けるようになったことでした。
なので、専門の業者さんを呼んで、床下の土壌処理・木部処理を施工してもらいました。というのもシロアリは日光と乾燥を嫌うので、土などで蟻道というトンネル状の専用通路を造って、巣から塀や基礎を通って建物の土台や柱を行き来するのです。なので、床下からシャットアウトさせます。
駆除剤の準備を終えたら、まずは穿孔(せんこう)注入処理法で土間下の土壌に土壌処理剤を加圧注入してます。玄関土間と勝手口土間を穿孔します。
穿孔部も補修仕上げするので、ほとんど目立たないようになります。
綺麗に修繕できました！
床下に潜ったら、土間に散布と土台・大引などの木部に吹付処理で駆除剤を吹き付けます。
外部は、外周はの基礎の立ち上がりやウッドデッキや板塀・柱部にも駆除剤を吹き付けて、防除作業は終了です。
シロアリは、御馳走となる木の柔らかい部分を食害していきます。表面を残して食べ進んでいくため、発見されにくいことが被害を大きくする要因です。
なので、早期発見と定期的な防除がポイントになります。
新築時のシロアリ防蟻の保証期間は5年です。5年ごとにお金をかけて防除というのは難しいかもしれませんが、住宅は一生で一度買えるかわからないぐらい大きな財産です。その財産をシロアリから守るのも大切だと思います。