建築家・本德彰士先生/本德建築設計事務所が設計監理されている倉敷市のリノベーション現場での出来事です。
この現場には、本格的な屋根や建具がある「門」があります。しかしリノベーション計画においては、この門の位置を変更しなくてはなりません。つまり、「移築」するということです。
その移築を、先日人手を集めて行いました。
瓦や何もかもを取り除いての骨組みだけにしてる状態で移動です。古い込み栓がよく効いているみたいなので、これ以上バラさずに移動させることが良いであろう~との現場判断となりました。
なので、この骨組みのカタチのままで移動させます。
見ての通り、跡形もなくなりました。大人4名で担いで移動させました。担ぐ前は持ち上げられるか心配なのと骨組みが大丈夫なのか?担ぎ手の腰は大丈夫なのか?と不安いっぱいでしたが、担いでみるとアッと言う間の出来事でした。
移築前の写真。
移築後の写真。
この骨組みの状態で移動させて、これから元の門へと復元させます。
元の姿は下の写真の感じです。
全く同じようには復元とはなりませんが、移築してこの門構えの佇まいがどのように生まれ変わるかは、完成をお楽しみに。